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犬猫の往診とは?福岡で往診を検討している飼い主さんへ

執筆者の写真: kawano waichiro
kawano waichiro
9月5日
読了時間: 5分

こんにちは。福岡犬猫往診クリニック 獣医師かわのです。

「動物病院へ連れて行きたいけれど、移動が負担になってきた」

「猫がキャリーに入るだけで怖がってしまう」

「寝たきりになり、病院まで連れて行くのが難しい」

犬や猫と暮らしていると、さまざまな理由から「動物病院へ連れて行くこと」そのものが難しくなることがあります。

そんなときの選択肢のひとつが、犬猫の往診です。

福岡犬猫往診クリニックは、福岡市を中心に、獣医師が犬や猫のご自宅へ伺って診療を行う往診専門の動物病院です。

今回は、「そもそも犬猫の往診とはどのようなものなのか」「どんなときに利用できるのか」についてお話しします。


犬猫の「往診」とは?

往診とは、獣医師が飼い主様のご自宅へ伺い、犬や猫を診察する診療方法です。

人の医療に訪問診療や往診があるように、動物医療にも「自宅で診察を受ける」という選択肢があります。

動物病院へ犬や猫を連れて行くのではなく、獣医師がご自宅へ伺うため、普段生活している環境で診察を受けられることが大きな特徴です。

もちろん、動物病院でなければできない検査や処置もあります。

そのため往診は、動物病院に代わるものというより、その子の状態やご家族の状況に合わせて選べる医療のひとつだと私は考えています。


こんなとき、往診という選択肢があります

往診をご検討される理由は、ご家庭によってさまざまです。

たとえば、

  • 高齢になり、動物病院への移動が負担になってきた

  • 寝たきりや歩行困難で、通院させることが難しい

  • 猫がキャリーや外出をとても怖がる

  • 車がなく、犬や猫を動物病院まで連れて行くことが難しい

  • 大型犬を抱えて移動することが難しくなった

  • 多頭飼育で、複数の犬猫を一度に連れて行くことが大変

  • 病気の治療や在宅ケアについて自宅で相談したい

  • 終末期を、できるだけ住み慣れた自宅で過ごさせてあげたい

などがあります。

「こんな理由で往診をお願いしてもいいのかな」

と迷われる方もいらっしゃいますが、往診を検討する理由に決まりはありません。

まずは、その子とご家族が今どんなことで困っているのかをお聞かせください。


自宅だから分かることもあります

往診では、犬や猫が普段過ごしている環境そのものを見ることができます。

いつも寝ている場所。

食事やお水を置いている場所。

トイレまでの距離。

床の滑りやすさ。

段差や階段。

そして、ご家族とその子が普段どのように過ごしているのか。

特に高齢の犬や猫、介護が必要な子の場合、こうした生活環境を実際に見ることが、今後のケアを考えるうえで役立つことがあります。

診察だけではなく、その子がこれからもできるだけ穏やかに暮らすために、ご自宅でできることを一緒に考えられることも、往診の特徴のひとつです。


通院のストレスを減らせることも

動物病院が苦手な犬や猫は少なくありません。

特に猫の場合、

「キャリーを見るだけで逃げてしまう」

「車の中で鳴き続ける」

「病院に着くと怖くて固まってしまう」

ということもあります。

犬の場合も、高齢になったり足腰が弱くなったりすると、車への乗り降りや待合室で過ごす時間そのものが負担になることがあります。

往診であれば、普段過ごしている自宅から移動する必要がありません。

もちろん、自宅に知らない人が入ってくることを怖がる子もいるため、すべての犬猫に往診が向いているわけではありません。

その子の性格も含めて、「どの方法が負担を少なくできるか」を考えることが大切です。


往診でできること・できないこと

往診では、診察や状態の確認、お薬についての相談、在宅でのケアについての相談など、その子の状態に応じた対応を行います。

一方で、すべての検査や治療を自宅で行えるわけではありません。

高度な検査、画像検査、手術、入院管理など、設備の整った動物病院でなければできない医療もあります。

診察の結果、動物病院での検査や治療が必要だと判断した場合には、通院をご提案することもあります。

「往診なら何でも自宅でできる」ということではなく、往診でできることと動物病院でできること、それぞれを上手に使い分けることが大切です。


かかりつけの動物病院があっても大丈夫です

「いつもの動物病院があるのに、往診をお願いしてもいいのでしょうか?」

というご相談をいただくことがあります。

私は、かかりつけの動物病院と往診は、必ずしもどちらか一方を選ぶものではないと考えています。

普段の検査や治療はかかりつけの動物病院で。

通院が難しいときや、自宅での様子を見てほしいときには往診で。

その子の状態に応じて、それぞれの良さを活かす方法もあります。

大切なのは、「どこで診てもらうか」だけではなく、その子にとって今どのような医療が必要なのかを考えることです。


「往診を頼むほどなのかな」と迷っている方へ

往診を検討されている飼い主様の中には、

「まだ歩けるから……」

「もっと大変な子が利用するものでは?」

「こんなことを相談してもいいのかな」

と迷われる方もいらっしゃいます。

けれど、限界まで頑張ってからでなければ往診を利用できない、ということはありません。

通院が少しずつ大変になってきたとき。

介護について考え始めたとき。

これから先のことが少し不安になったとき。

そうした段階で、往診について知っておくこともひとつだと思います。

実際に利用するかどうかは、その後で考えても構いません。


福岡で犬猫の往診をご検討の方へ

福岡犬猫往診クリニックでは、福岡市を中心に犬・猫の往診を行っています。

私は、往診だからこそできることのひとつは、その子だけではなく、ご家族のお話もゆっくり伺えることだと考えています。

病気のこと。

これからの治療のこと。

介護のこと。

そして、最期をどこで、どのように過ごさせてあげたいかということ。

答えがすぐに出ないこともあります。

だからこそ、ご家族のお気持ちも伺いながら、その子にとってできることを一緒に考えていきたいと思っています。

「往診をお願いするか、まだ決めていない」

という段階でも、まずは当院のホームページで、往診について知っていただけたらと思います。






 
 
 

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